スウェーデンハウスというと、オシャレで高機能な北欧住宅として認識している人も多いでしょう。
-ハウスメーカー 注文住宅のランキング2020年版 オリコン顧客満足度より引用-
実際に注文住宅メーカーの顧客満足度ランキングでもNo.1と、高い評価を得ています。
そんなスウェーデンハウスで注文住宅を建てると、費用がどれくらいかかるのか?
実際の口コミを元に見ていきましょう。
「スウェーデンハウスは高品質だけど高い」というイメージがあるかもしれません。
たしかに当サイトのアンケートでも坪単価130万円を超えると回答している方もいました。
ただ実際には、高級モデルだけではありません。
若い夫婦向けに坪単価65万円程度のリーズナブルな住宅もラインナップされています。
SAKITATE|サキタテ | 悠の住処 | ヒュースプレミエ ゴーデン | |
---|---|---|---|
坪単価 | 65万円/坪〜 | 75万円/坪〜 | 85万円/坪〜 |
構造 | 木造 | 木造 | 木造 |
自由設計 | − | ◯ | ◯ |
階数 | 2F | 平屋 | 2F |
参考URL | https://www.swedenhouse.co.jp/sakitate/ | https://www.swedenhouse.co.jp/lifestyle/yunosumika/ | https://www.swedenhouse.co.jp/garden/ |
詳しく見ていきましょう。
サキタテは、2011年に発売開始された20代〜30代夫婦向けのリーズナブルなモデルです。
それまでのスウェーデンハウスのイメージを覆して、坪単価62.3万円〜68.2万円という低価格路線です。
規格化されたプランから選択する形式なので、自由設計ではありません。
しかし将来の家族構成の変化に対応した、フレキシブルな空間構成がされています。
カスタマイズしながら長く住める家ですね。
もちろん、
といったスウェーデンハウスの魅力は、そのまま。
手が届きやすい高性能住宅と言えるでしょうね。
スウェーデンハウスの平屋建てモデルが悠の住処です。
北欧デザインの外観が、平屋建てだと更に映える印象がありますね。
大きなスパンで空間もゆったりしています。
スウェーデンハウスらしい高級感があるのが、このヒュースプレミエ ゴーデン。
庭を含めたトータルデザインが魅力です。
坪単価がわかっても、総額でいくらか?という疑問は残りますね。
特にスウェーデンハウスのような自由設計の場合、個別の設計によって費用が変わってきます。
今回は一例として、スウェーデンハウス北陸のパッケージプラン(規格化されたもの)から総額を計算してみました。
税込価格 | 諸経費 | 総額 |
---|---|---|
2582万円 | 286万円 | 2868万円 |
2554万円 | 283万円 | 2837万円 |
2645万円 | 293万円 | 2938万円 |
2685万円 | 298万円 | 2983万円 |
2650万円 | 294万円 | 2944万円 |
2640万円 | 293万円 | 2933万円 |
2915万円 | 323万円 | 3238万円 |
プランごとの価格(消費税込)に諸経費を加えたものを総額として求めています。
パッケージプランは延床面積30〜35坪・2階建てで、最も一般的な設計。
おおむね3000万円前後というのが、スウェーデンハウスの相場ということが分かりました。
ここでスウェーデンハウスの間取りについても見てみましょう。
スウェーデンハウスの間取りは、1,200_単位で設計されているので空間がゆったりしているという特徴があります。
従来の木造住宅が910_単位なので、だいぶ印象が違いますね。
天井高も2,700_と大きく取ってあります。
設計単位が大きいというのは空間が広い反面、細かい間取りが難しいというデメリットもあります。
東京など都市部の狭い敷地を有効活用するには、細かいピッチでの設計が必要になるのですね。
そのような敷地条件だと、スウェーデンハウスよりも木造軸組工法の注文住宅が向いているでしょう。
スウェーデンハウスでは階段から2階に上がったところにファミリールームという空間が設けられています。
個室をつなぐ廊下部分にあるスペースといったところですが、家族が気軽に集まる場所として活用できますね。
平屋建てでも、スウェーデンハウスらしいゆったりとした空間が特徴です。
大きなウッドデッキがあると、より明るく広々した印象になりますね。
スウェーデンハウスを実際に建てた人の口コミを集めてみました。
坪単価 | 41.7万円/坪 |
---|---|
建築費用 | 3000万円 |
延床面積 | 72坪 |
所在地 | 北海道 |
工法 | 木造ツーバイフォー・パネル工法 |
総合評価 | 2.0 |
家の満足度 | 2 |
コスパ | 4 |
担当者の対応 | 1 |
アフタフォロー | 1 |
モデルハウスを何件も見て回り、宿泊体験もしてとても気に入りました。北海道なので冬の暖かさが何より快適でした。
間取りを考えるのに苦労しました
家を建てる時、よく、引っ越し代金や新しい家具を買うために、少し多めにローンを組むこともありますが、内装や家具を少し我慢してでも間取りにこだわってよく考えたほうが良いと思います。
家具や壁紙などはおいおい変えていくことも難しくないですし、変わってゆくものですが、間取りなど家の形体はそうかんたんに変えれるものではないからです。
実際に住んでみないとわからないことではありますが、もう少し広いトイレがよかったな。とか、玄関をもっと広くして子供の遊び遠具をしまうところがあったら良かったな。とかいろいろ考えてしまいます。なのでモデルハウスは自分がこれから建てるメーカーでなくても、たくさん見て回ったほうが良いと思います。
坪単価 | 133.3万円/坪 |
---|---|
建築費用 | 4000万円 |
延床面積 | 30坪 |
所在地 | 兵庫県 |
工法 | 木造ツーバイフォー・パネル工法 |
総合評価 | 3.5 |
家の満足度 | 4 |
コスパ | 2 |
担当者の対応 | 4 |
アフタフォロー | 4 |
展示場に行って営業マンと話をして興味を持ち、家の性能とかを見たり体験したりするうちに気に入ったから。
設計士によって提案してくれる図面が違うので、その方の力量によって同じ家でも良さが変わってくる。どの設計担当に当たるか運でしかないのは悔しい面がある。提案出来る案がたくさんある方であれば問題ないが、結局こちらから色々調べて提案する事になったので疲れた。また、何度も何度も足を運んで一つずつ材料等を確認したのだが面倒だった。話をまとめて一回か2回ほどで決定出来る様に段取りしてほしいと思った。また、外構工事のメーカーがハウスメーカーの指定業者だったので良くなかった。近所も、自分もその工事メーカーは気にいっておらず色々問題があり、何度もやり直す羽目になった。メーカー対応のため費用は掛からなかったが時間とストレスがかかった。外構工事会社を選べるシステムだったら良かった。施工工程を一つ一つ記録してもらえていたので毎回見に行く必要がなかったのはありがたかった。
外構工事も業者選びにこだわった方が良いですね。
坪単価 | 66.6万円/坪 |
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公式ホームページ | https://www.swedenhouse.co.jp/ |
会社名 | スウェーデンハウス株式会社(英文名:SWEDEN HOUSE Co.,Ltd.) |
本社所在地 | 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー23階 |
電話番号 | 03-5430-7620 |
資本金 | 4億円 |
株式上場 | 未上場 |
主な工法 | 木造プレハブ・木質パネル工法 |
価格帯 | 高級 |
対応エリア | 全国 |
スウェーデンハウスの親会社は、株式会社トーモクという東証一部上場企業です。
株式会社トーモクは段ボール製造がメイン事業ですが、古くから北海道を起点に住宅事業も手掛けています。
北海道の厳しい冬を乗り越えるために、スウェーデンのダーラナ地方の住宅に注目したのが、スウェーデンハウスの始まり。
といった特徴でシェアを伸ばしてきました。
2019年度の供給戸数は1,000戸程度と大手ハウスメーカーには及びませんが、非常に高い人気を誇っています。
企業規模は決して大きくないスウェーデンハウスですが、実際に建てた人の評価は非常に高いです。
-スウェーデンハウスの評判・口コミ|オリコン ハウスメーカー 注文住宅満足度ランキングより引用-
評価の高い項目として
といった項目が目立ちます。
もともとスウェーデンハウスは北海道の住宅開発からスタートしたこともあり、高気密・高断熱を全面に打ち出しています。
たしかに木造パネルに断熱材が入っているのはもちろんのこと、パネルの継ぎ目にもグラスウールを入れることで断熱性能を高めていますね。
開口部も木製サッシ&3層ガラスを採用することにより、大きい窓でも断熱性能が犠牲になりません。
特に北海道・東北地方の厳しい冬には、高気密・高断熱のメリットが大きいでしょう。
しかしサッシを実際に使ってみると、分厚くて開け閉めしにくいという声も聞かれます。
小さな子どもや高齢者がいる家庭では、注意したほうが良いでしょう。
スウェーデンハウスはこれぞ北欧デザインという感じで、外観もオシャレですよね。
内装もパイン材をそのまま使っているので、木のぬくもりを感じられるという評価が多いです。
ただしパイン材をそのまま使っていると、傷がつきやすいというデメリットがあります。
こまめにワックスをかけるなど、ある程度メンテナンスの手間が必要なことは覚悟しておきましょう。
大手ハウスメーカーであれば、
という感じで担当者が分かれています。
実際に工事に着手する段階になると、それまで担当していた営業マンが離れてしまうということも少なくありません。
そうすると営業マンに言ったことが設計・施工担当者に伝わっていないといったトラブルが起きやすいですね。
大企業ならではのデメリットと言えるでしょう。
スウェーデンハウスの場合は、ひとりの営業マンが相談から施工まで一貫して相談に乗ってくれます。
親身になって取り組んでくれるといった評価が多いですね。
スウェーデンハウスのデメリットをあえて挙げるとすれば、
といったところでしょうか。
前段でも触れましたが、パイン材をふんだんに使った壁や床は、こまめなメンテナンスが必要です。
またサッシについても木製なので、メンテナンス塗装は欠かせません。
築2年ですが、日の当たる部分はかなり傷んでいました。やはり2年以内に一度は木部の塗装が必要なようです。
実際に建てた人のコメントでも2年ごとに塗り直しが必要ということです。
自分でやれば費用はかかりませんが、2階の窓などは高所作業になるので危険を伴いますよね。
塗装業者に依頼すれば費用が10万円超かかります。
このように建てた後のメンテナンスコストがかかるという点に注意しておきましょう。
高気密・高断熱が売りのスウェーデンハウスですが、国内ハウスメーカーでも同等の性能があります。
断熱性能には、
といった指標があります。
これらの指標で比べてみると、
といった大手ハウスメーカーでも、同等の水準になっていますね。
近年はZEH住宅など省エネルギーに配慮した住宅が主流となっていて、各メーカーも技術開発にしのぎを削っています。
北欧デザインにこだわらないのであれば、よりコストの安い国内メーカーでも、機能性には変わりないですね。