アイダ設計というと、小泉孝太郎さんの出演しているテレビCMを思い浮かべる人も多いことでしょう。

誠実な仕事をしてくれそうなイメージがありますよね。
かつては555万円の家で話題を提供してくれたアイダ設計ですが、現在では単なるローコスト住宅にとどまらないラインナップを展開しています。

ひとくちにローコスト住宅と言っても、アイダ設計以外にも多くのハウスメーカーが存在します。

  • タマホーム
  • 飯田産業グループ
  • ヤマダホームズ(エスバイエル)

といった会社名は聞いたことがあるでしょう。
ローコスト住宅メーカーは価格だけでなく、

  1. 標準装備はどれくらい揃っているか?
  2. 設計の自由度は?
  3. アフターサポートの質は?

といったポイントで選びましょう。
良いハウスメーカーを選ぶポイントは複数の会社から見積もりをとること。
見積もりをとることで各社の相場感もわかりますし、営業マンの対応などで判断することもできますね。
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アイダ設計の坪単価|最安は35万円から

アイダ設計はローコスト住宅メーカーとして、よく知られている存在です。
555万円の家という、インパクトのある売り方で有名になりました。
現在はこの555万円の家は販売していませんが、坪単価35万円〜という低価格は健在です。
ここではアイダ設計の、

  • 標準的なモデル
  • こだわりのコンセプトモデル

という2種類のモデルに分けて、それぞれの坪単価・特徴を説明していきましょう。

標準モデル

アイダ設計では、ブラーボ〜と名付けられた標準モデルが複数あります。
それぞれの坪単価や仕様をまとめてみました。

ブラーボ
スタンダード
ブラーボ
コンフォート
ブラーボ
ゼネクト
ブラーボ
ファミリー
ブラーボ
スタイル
坪単価 35万円/坪〜 40万円/坪〜 40万円/坪〜 35万円/坪〜 40万円/坪〜
自由設計
ベタ基礎
シックハウス対策
断熱材 グラスウール ウレタンフォーム ウレタンフォーム グラスウール ウレタンフォーム
基礎断熱
サッシ 複合 複合 複合 複合 複合
面材工法
全熱交換換気
住宅性能表示
第三者機関検査
35年保証
ZEH

より詳しく解説してみましょう。

ブラーボスタンダード

ブラーボスタンダードは、アイダ設計で人気No.1のローコストモデルです。

ブラーボスタンダードで建てた約8割が、総額2000万円以内というコストパフォーマンスに優れたモデルですね。
坪35万円〜という低価格ながら、施主の好みを叶える自由設計というのも売りの一つです。

ただし建材・設備はアイダ設計が指定した規格品を使わなければいけません。
「キッチンやお風呂にこだわりたい」という人には物足りないかもしれませんね。

ブラーボコンフォート

ブラーボコンフォートは、中級グレードモデル。

断熱性能や耐震性にこだわった、長寿命の住宅です。

ブラーボゼネクト

ブラーボゼネクトは、最近注目されているZEH住宅。
いわゆるゼロ・エネルギー住宅ですね。

光熱費を抑えて環境に優しい次世代の住宅です。

ブラーボファミリー

ブラーボファミリーは、広いリビングなど設計に工夫を凝らしたプラン。

アイダ設計・ブラーボファミリー

グレードとしては、スタンダードと同程度ですね。

ブラーボスタイル

ブラーボスタイルは、より外観や設備にこだわりたい人向け。

アイダ設計・ブラーボスタイル

特に外壁サイディングの選択肢が豊富で、色々なテイストを実現できます。

コンセプトモデル

標準モデルのローコスト住宅だけでなく、最近では特徴的なコンセプトモデルを打ち出しているアイダ設計。

アイベスト 楽らくご長寿さん エコハウス セーフティハウス
坪単価 50万円/坪〜 40万円/坪〜 40万円/坪〜 35万円/坪〜
自由設計
ベタ基礎 バリアフリーに対応した、高齢者向け平屋建て 太陽光発電システムを備えたオール電化住宅 耐震性・耐火性に特化した住宅
シックハウス対策
断熱材 ウレタンフォーム
基礎断熱
サッシ 樹脂
面材工法
全熱交換換気
住宅性能表示
第三者機関検査
35年保証
ZEH

それぞれ説明していきましょう。

アイベスト

アイベストはベストという名前がついているだけあり、ラインナップの中でも最高グレードのモデルです。

  • 四寸角の柱
  • 天井高2.7m
  • ペニンシュラキッチン
  • 音楽を楽しめるバスルーム

といったハイグレードな設計になっています。
坪単価は50万円〜なので、もはやローコスト住宅とは言えませんね。
ダイワハウス等の大手ハウスメーカーと比べたくなるモデルですね。

エコハウス

エコハウスはオール電化住宅です。

太陽光発電システムを標準装備しているので、余剰電力の売電も期待できますね。
オール電化ながらアイダ設計らしい低価格路線なので、導入しやすいモデルだと言えるでしょう。

セーフティハウス

セーフティハウスは、耐震性にこだわったモデル。

制震ダンパーも備え付けられている、震度7でも耐えられるローコスト住宅です。

アイダ設計の基本情報|ローコストから高機能まで幅広く手掛ける

坪単価 35.0万円/坪〜
公式ホームページ https://www.aidagroup.co.jp/
会社名 株式会社 アイダ設計
本社所在地 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目286番地
電話番号 048-650-0222
資本金 2億1,632万円
株式上場 未上場
主な工法 木造在来工法
価格帯 ローコスト(安価)
対応エリア 全国

アイダ設計は昭和56年に、埼玉県で創業されました。
もともとは建売住宅メーカーだったのですが、低価格で建てるノウハウを注文住宅にも活かして成長しています。
555万円の家などローコストを全面に押し出していましたが、最近ではZEHなどの高機能住宅も手掛けています。
対応エリアは全国98ヶ所。

北海道
東北 宮城県
福島県
関東 茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
中部 山梨県
長野県
新潟県
岐阜県
静岡県
愛知県
近畿 三重県
京都府
大阪府
中国
四国
九州・沖縄 福岡県
佐賀県
熊本県
鹿児島県
沖縄県

北海道・中国・四国地方を除く各地に店舗があります。

アイダ設計Q&A

アイダ設計について多い質問をまとめてみました。

品質

格安だけど住宅としての品質はどう?

ローコスト住宅ということで品質が悪いということを心配されるかもしれません。
ただ住宅としての基本的な性能ということでは、心配ないでしょう。

  • 自社スタッフによる施工・現場管理
  • 第三者機関による施工品質チェック
  • 建物35年保証

というように、品質管理が徹底されています。

アイダ設計では、規格化された部材・設備を使うことでコストダウンを実現しています。
したがって施主が希望するデザインや設備を使えないことも。
普通の家ではイヤ!と拘る人には、向いていないでしょう。

 

施工の質が悪い?

アイダ設計だと仕上げ工事などが雑だって聞いたんですけど……

たしかにアイダ設計の施工が良くないという口コミを見かけますね。

引き渡しを受けた後にクローゼットの中を見ていたら壁紙がツギハギ。隙間には修正液のような物で穴埋め、一部穴埋めすらしていない。

引用元:アイダ設計の評判ってどうですか? (総合スレ)|注文住宅 ハウスメーカー・工務店掲示板@口コミ掲示板・評判(レスNo.1-1000)

ただこのような施工の質のバラツキは多くのハウスメーカーで共通している問題です。
実際の施工を行う職人を自社で抱えている住宅メーカーは少なく、ほとんどが地元の工務店などを経由して委託しているのが実情です。
アイダ設計も協力業者という名で、職人を募集しています。

注文住宅の受注が大好評につき、アイダ設計の家を造っていただく、協力業者様を募集しております。 施行マニュアル等のシステムが確立していますので、安心して仕事ができます。

引用元:協力業者様募集|アイダ設計(ハウスメーカー)

職人ごとに経験や技術のバラツキがあるので、下手な職人に当たってしまうと仕上がりに差が出てしまうのですね。

このようなトラブルを防ぐにはオーナー側でしっかりチェックすることが大切です。
なるべくマメに現場に出向いて、

  • 仕上がりが汚いところを現場監督に指摘する
  • 職人に声をかける
  • 隣人に挨拶をしておく

といったことを心がけましょう。

 

アフターサービスは充実している?

安い住宅メーカーだけどアフタフォローは大丈夫?

建物35年保証をしているだけあって、アイダ設計では建てた後の定期点検を実施しています。
基本的なアフタフォローは十分だと言えますね。

ただこの建物35年保証は、

  • 防蟻工事
  • 防水工事
  • 躯体工事

に限られています。
しかも構造躯体の保証を受けるには、有償メンテナンス工事が必要といった条件もありますから、注意したいですね。

 

坪単価のカラクリ|付帯工事費用などに注意しよう

本当に888万円で家が建つの?

888万円の家というCMは、本当にインパクトがありますよね。
アイダ設計のホームページを見ると、28坪・4LDKの本体価格が888万円。
坪単価で31.7万円という安さ。
「本当にこの値段で建つの?」と疑問に思うのは当然です。
ただこの低価格にはカラクリがあって、本体価格の値段ということ。
建築費用には本体価格の他に、

  • 塀などの外構工事
  • 地盤改良工事
  • 水道などの引き込み工事
  • 諸経費
  • 消費税

といった費用が発生します。

 

ちなみにこの坪単価で総額がいくらになるのか?
カンタンなシミュレーションをしてみました。

延床面積 工事費用
(消費税込)
諸経費 総額 実質の坪単価
20坪 697万円 77万円 774万円 38.7万円/坪
25坪 872万円 96万円 968万円 38.7万円/坪
30坪 1046万円 116万円 1162万円 38.7万円/坪
35坪 1220万円 135万円 1355万円 38.7万円/坪
40坪 1395万円 154万円 1549万円 38.7万円/坪
45坪 1569万円 174万円 1743万円 38.7万円/坪
50坪 1744万円 193万円 1937万円 38.7万円/坪

実質の坪単価は38.7万円。
ローコストが売りのアイダ設計とはいえ、実質はそのくらいの金額になりますね。

 

したがって888万円の家とは言っても、実際には1000万円程度は掛かると思っておきましょう。

ちなみに他のローコスト住宅メーカーで坪◯◯万円!と謳っているのは、アイダ設計と同様に本体価格のみの計算です。
この計算の考え方は住宅業界では常識なのですが、建てた後でだまされた!と怒ってしまう施主さんも少なくありません。

アイダ設計を選ぶメリット

アイダ設計で注文住宅を建てるメリットは、それなりの品質で低価格を実現できると言えるでしょう。
単に低価格ならば、他のローコスト住宅メーカーのほうが上かもしれません。
ただそのようなローコスト住宅は設備が最小限だったり、保証に不安がります。
一定の品質や保証制度が担保されているのは、アイダ設計ならではと言えるでしょう。
さらにオーナーの希望に沿う自由設計ができるのも魅力ですね。

アイダ設計のデメリット

アイダ設計のデメリットとしては、35年保証の条件として自社で点検を行うことを前提としていること。
点検だけなら無料なのですが、防蟻(シロアリ対策)や防水メンテナンスについては有償です。

購入した時の書類を見ていたら、 5年単位でシロアリ対策のメンテナンス、築10 年に防水メンテナンスがあり 以降5年毎にアイダ設計が指定するメンテナンスをしないと 保証が切れると記載がありました。

引用元:アイダ設計の35年保証について。 我が家は、10年前にアイダ設計で、建売を購入しました。 - 教えて! 住まいの先生 - Yahoo!不動産

定期的にこれらのメンテナンス工事をしないと、契約により35年保証が切れてしまうのです。
「35年も保証してくれるなんてスゴい!」と思っているのなら、あまり期待しすぎないほうが良いかもしれませんね。

アイダ設計と見積もり比較したいハウスメーカー

アイダ設計と同程度の注文住宅メーカーは、以下の通りです。

坪単価
タマホーム 34.0万円/坪
飯田産業 34.5万円/坪
アキュラホーム 40.0万円/坪
ヤマダホームズ(エス・バイ・エル) 40.0万円/坪
富士住建 42.0万円/坪

いわゆるローコスト住宅メーカーの大手企業が揃っていますね。
それぞれ低価格の中にも個性的な住宅を建てています。
もしアイダ設計を検討しているのなら、上記のメーカーにも相見積もりを取ってみましょう。

 

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